ROBERT GLASPER / Black Radio | DAYLIGHT
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ジャズに軸足を置きながらも、ヒップホップ〜ネオソウル等も柔軟に取り入れた歴史的傑作。
更新日 : 2020年05月09日


ROBERT GLASPER / Black Radio

アルバムについて

5日間という限られた時間内でレコーディングを行わなければならなかっため、セッション形式のジャズ的なアプローチをとり、様々なシンガー、ラッパー、たちをスタジオに招き、即興的で自由なレコーディングが行われた、2012年発表の5枚目の傑作アルバム。すべてのインストゥルメンタル・トラックをライヴで録音し、その殆どがワン・テイクでという彼等でしかできない内容になっている。
 
アルバムは、甘美な楽器、端正で重いビート、ネオソウル感ある浮遊感のあるメロウなヴォーカル、そして生粋のジャズ・ミュージシャンであるキーボードのロバート・グラスパーをはじめ、サックスとヴォコーダーのケイシー・ベンジャミン、ベースのデリック・ホッジ、そしてドラムのクリス・デイヴのメンバー4人のジャズ的な即興演奏で仕上げられ、本アルバムは従来のジャズの範疇を大きく超えて、2013年のグラミー賞にて最優秀R&Bアルバムを受賞し、Billboard誌ジャズ・チャートの1位を獲得した。
 
本アルバムにはオリジナルの他に多くのポップ・カヴァーやジャズ・スタンダードも含まれており、デヴィッド・ボウイの「Letter To Hermione」はメロウなR&Bに、エリカ・バドゥはモンゴ・サンタマリアの「Afro Blue」、レイラ・ハサウェイはシャーデーの「Cherish The Day」、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」のジャズ的に再構築されたカヴァーなどが収録されている。
 
 

アーティスト情報

ロバート・グラスパーはアメリカ合衆国 ヒューストン出身の1978年生まれのジャズピアニスト、レコーディングプロデューサー。彼の母ではプロのブルース・ジャズ・ゴスペル歌手であり、幼少期のにジャズクラブに頻繁に連れて行くなど、音楽的に多大な影響を受けた。ニューヨーク・シティーのニュースクール大学のジャズ・コンテンポラリーミュージックを卒業し、アカデミックな音楽教育を受けている。 大学では、ネオソウルの歌手であるビラル・オリバーと出会い、彼らは共にパフォーマンスと録音を始めるようになる。彼女からはソウルクエリアンズとして知られる意識の高いヒップホップを紹介され影響を受けた。
 
 

レビュー

ジャズに軸足を置きながらも、ヒップホップ〜ネオソウル、実験音楽なども柔軟に音楽性に取り入れ、またその演奏能力と編曲センスで聴くものを圧倒し続けているロバートグラスパーの5枚目のオリジナル・スタジオアルバム。今作はこれまでのクロスオーバー的なアプローチをより進めた印象で、多くのミュージシャンとのコラボも相乗効果を生んでいます。特にエリカバドゥをはじめとするネオソウル系アーティストの活躍が素晴らしいです。このアルバム以降、数多くのミュージシャンやキーボードプレイヤーが彼のコード感やプレイを真似するようになりました(笑)。
 
往年のR&Bアルバムを思わせるインタールードのM1、エリカ ・バドゥのオリジナルと言っても疑わないジャズスタンダートカヴァーM2、レイラ・ハサウェイによるシャーデーのカヴァーがハマりすぎているM3までの流れの高揚感は延々とリピートできるくらいクセになります。その後もミシェル・ンデゲオチェロをはじめとして豪華コラボアーティストの曲が続きます。
 
驚かされるのはこのアルバムが、スケジュール上5日間で録音するしかなく、トラックはほぼワンテイクで録音、演奏はアドリブでコラボされていったということです。そんな圧倒的な演奏が真空パックされ、ジャズの持つ瑞々しさと自由さがしっかりとアルバム全体のトーンになっています。またこれだけのメンツを揃えて、散漫な印象にならないのは、やはりロバート・グラスパーの編曲センスと、メロウなキーボードの旋律でまとめられているからだと思います。個人的にはアルバムタイトル曲のM10でYasiin Bey(a.k.a.Mos Def)の久々のラップが聴けてが嬉しかったです。
 
 

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