近代建築界の巨匠、ル・コルビュジエが、まだ若かりし頃、老いた両親のために建てたレマン湖のほとりにアルプスの山々が見える南向きの小さな家を写真やデッサン画を用いて説明しています。
わずか60㎡の設計も実にシンプルな本当に小さな家ですが、生活しやすいように、最小限の実用性をもつ素敵なプランが詰め込まれています。
文章も両親への愛情溢れ、かつとても詩的なものになっています。借景を多く使い、必要最小限のスペースとモノとで自分の時間をゆっくりと過ごす。いつかこの「小さな家」に訪れてみたいと思わせてくれる本です。
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