
トーイ
バンズはスケーター御用達というイメージですが、オーセンティックはどんなスタイルにもOKです!
スニーカーを語る上で、絶対に外せないブランド「バンズ」ですが、当時はスケーターたちに偏愛されていたスニーカーでした。
現在では、スケーターだけでなく、ミュージシャンやアーティストたちもたくさん履いているのを見かけます。
今回はそんなバンズのスニーカーの中でもクラシックな雰囲気が人気の「オーセンティック」に注目したいと思います!
1. バンズについての簡単な歴史
2. オーセンティックについて
3. オーセンティックの特長
4. 「オーセンティック」と「エラ」とを見分ける方法
5. サイズ感とサイズ選びのポイント
6. 実際に使ってみた感想
まずはバンズの簡単な歴史から
出典:wikipedia
幅広い人たちに親しまれていて今では知らない人の方が少ないと思うスニーカーブランドのバンズですが、1966年にスケート仲間のが3人が小さな店をオープンしたのがはじまりです。
創業初期は「オーセンティック」をベースモデルに、カスタムオーダーの受注生産でスニーカーを作っていました。
そういった「特別感」があってか、1970年代に入ると西海岸のスケーターたちがこぞって愛用するようになりました。
1976年には、よりスケーターが使いやすいように特化したモデルの「エラ」が誕生します。
その後も、バンズのもうひとつの定番ともいえる、サイドのレザーパネルが特徴の「オールドスクール」や「クラシック スリッポン」といった名作を次々と発表しています。
バンズの定番スニーカー「オーセンティック」 について
バンズの歴史の中で最初に登場した、バンズの原点といえる「オーセンティック」は発表以来、50年以上愛用され続けているスニーカーです。
バンズのスニーカーの原型モデルとして誕生したオーセンティックは、当時は#44という名前で呼ばれており、カスタムオーダーでの受注生産だったそうです。
50年以上が経つ現在もほぼ変わらず、パッドが無いシンプルなデザインは、スタイルやジャンル問わず世界中で愛されています。
バンズ「オーセンティック」の特長
1. シンプルながらこだわりのキャンバスアッパー
オーセンティックの特長は、その名の通りそぎ落とすところのないクラシックなシンプルさにあると思います。
素材にはローテクスニーカーの王道であるキャンバスを採用していて、また、甲やヒールにはダブルステッチあしらわれています。
ヒールに配置されたVANSロゴのラベルも、オーセンティックのデザインで外せないポイントになっています。
2. 底付けがバルカナイズ製法でクラシックな雰囲気
オーセンティックは、伝統的なバルカナイズ製法によって底付けが行なわれています。
バルカナイズ製法とは、アッパーとソールの隙間に、固まる前の生ゴムを流し込み接着させるスニーカー製造の伝統的な製法の一つです。
100度以上の釜に入れたり大型扇風機で冷却するなどの工程で作るため、手作業が多く発生しますが、そのぶん確かな品質に仕上がります。
3. 豊富なカラー展開、コラボシューズがうれしい
発売当初はキャンバス地のみで製造されていたオーセンティックですが、今ではさまざまなカラー展開やコラボシューズがあるのも大きな魅力です。
中でもやはり人気なのがキャンバス素材のモデルとスウェード素材のモデルでしょうか。
定番カラーは継続して販売されているので、履きつぶしても簡単に購入できることもうれしいですよね。
また、限定コラボアイテムをゲットするのも、スニーカーを楽しむ醍醐味の一つだと思います。
似ているけど違う「オーセンティック」と「エラ」について
バンズを代表するスニーカーであるオーセンティックとエラは、一見するとまったく同じように見えるのですが、細かい点が違います。
一番の違いは、履き口。オーセンティックの履き口には何も入っておらず、シンプルですっきりした印象になります。
またエラには、履き口に足を保護するためのパッドが加えられているので、ややボリューム感のあるシルエットになります。
オーセンティックのほうが、どんなコーディネートにもあわせやすく、エラのほうがよりカジュアルで、特にスケートなどのアクティビティに活躍します。
バンズは多くの伝説的なスケーターたちに愛されてきたブランドですが、スケーターにとってスニーカーと同じくらい愛されているのが音楽です。
スケーターが好んで聴いているジャンルはパンクやヒップホップなどがありますが、スケーター自身が音楽をしていることも多いです。
その中でも伝説的なスケーターでありミュージシャンとして、まず真っ先に頭に浮かぶのは「トミー・ゲレロ」でしょう。
トミー・ゲレロのスケーティングを見ることができます。めちゃくちゃカッコいい!
ブルース、ジャズ、ラップ、パンク等なんでもありの音楽スタイルと、多国籍感あるブルージーでレイドバックしたギターが素晴らしい、唯一無二のミュージシャンでありアーティストです。
サイズ感とサイズ選びのポイント
オーセンティックのサイズについてですが、幅がシャープな印象で、やや小さめにできているかなーという印象です。
シルエットがすっきりしているので、選ぶなら1cm程度アップがオススメです。
バランス的にはシンプルな印象のスニーカーなので、やや大きめぐらいが全体のバランスも良くなりますよ。

トーイ
サイズについてはキャンバス素材なのでしっかり馴染んできます。なので、あまりナバースにサイズ選びしなくても問題ないかなと思います。
僕が使ってみた感想 / 使用歴4年
僕はオーセンティックは、ほとんど夏専用スニーカーという感じで使っています。
くるぶしをみせてジーンズやチノパンとあわせるか、ショートパンツというスタイルです。
すこしアイビー、プレッピースタイルを狙って、ポロシャツやマドラスチェックの半袖にもよく合いますよ。
印象がレトロなので、ジャケットに合わせたりしてトラッドに履きこなすのは、僕にはまだまだ修行が足りない感じです(苦笑)
バンズ / オーセンティックの特長などをまとめてみると
1. シンプルで飽きのこない洗練されたデザイン
2. 底付けがバルカナイズ製法でクラシックな雰囲気
3. カラー展開が多く、コラボシューズも豊富
4. サイズ感はナーバスにならなくてもOK
といったところでしょうか。バンズ / オーセンティックはシンプルで飽きのこないデザインがいちばんの魅力だと思います。
ガシガシ履いて、自分だけの一足にカスタマイズしていくのが楽しいスニーカーです。そうやって育てた愛着ある靴を持っているということは、とても贅沢なことだと思います。

トーイ
個人的にはオーセンティクはピカピカで履くよりも、くったりして日焼けや色落ちしてきたぐらいがカッコいいと思います!