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昔からある定番パックTシャツの代表とも言える「ヘインズ / Tシャツ赤パック3P」ってどうなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
長く使える定番アイテムが大好きな管理人トーイが徹底レビューしました。
使用歴30年以上の僕が、ユーザ目線で「ヘインズ / Tシャツ赤パック3P」の魅力や使用感、マイナスポイントをレビューしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
結論を先にいうと『クラシックな定番Tシャツが欲しい』『とにかく安いパックTシャツが欲しい』『Tシャツはどんどん使い倒したい』という方にオススメできるアイテムだと思います。
それでは、「ヘインズ / Tシャツ赤パック3P」のあれこれをご紹介していきましょう!参考にしていただければうれしいです!
こんな人におすすめ
- クラシックなアメカジ定番Tシャツは?
- とにかく安いパックTシャツが欲しい
- Tシャツはどんどん使い倒したい
ブランド紹介
ヘインズ
1872年にアメリカのウィンストンセーラム地区に建てた、噛みたばこの製造工場「P・H・ヘインズ社」が、120余年にわたる「ヘインズ」の歴史の始まりです。
1901年には、そのたばこ工場を改造し、メンズのニットシャツとアンダーウエアを製造する会社「P・H・ヘインズニッティング社」を設立します。
1913年にはワンピース・タイプの画期的なアンダーウエア「ユニオン・スーツ」が大ヒットとなりました。アメリカの古い歴史を扱った映画でもよく出てくる、つなぎのようなアンダーウェアですね。
1924年には「ヘインズ」のロゴを有名なあの赤いラベルが生まれます。そうして一大Tシャツブランドとして「ヘインズ」の名は世界中に知られていくことになりました。
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pってどんなアイテム?
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ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、ブランドを代表するパックTシャツです。1947年に発売されたオリジナルのパックTシャツの雰囲気を忠実に受け継いでいます。
コットン100%の天竺ボディは柔らかな肌触りで、快適な着心地です。発売当時から今まで、その着心地に多くのファンがいるアイテムです。
おすすめポイントや特徴
着こむほどにでる独特のクタリ感
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ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、着こむほどにでる独特のクタリ感が魅力の一つです。裏を返せば、すぐに首周りが伸びてしまってヨレヨレになってしまうのですが(苦笑)、そのストリート感覚、ワイルドさはこのTシャツでしか出せない雰囲気なので、今でも多くのファンがいます。
クラシックなボックスシルエット
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、なんといっても古き良きアメリカを感じるクラシックなボックスシルエットが特徴です。また、脇などに縫い目のない丸胴ボディを採用しているので、縫い目が肌に引っかからず、ストレスフリーな着用感が得られます。
コットン100%の快適さ
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、コットン100%の天竺生地を採用しているので、着心地の良さは抜群です。そして、現行品の衿ネームは熱転写のタグレス仕様になっているので、チクチクしたりすることはありません。
正直一枚で着るには薄さや耐久性から考えると厳しいですが、やっぱり使い込んでいくと愛着が沸くんですよねー。
マイナスポイントと感じる点
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pのマイナスポイントと感じる点ですが、いくつか気になる部分を挙げてみると
ここがデメリットと感じる
- すぐにヨレる
- 薄手の生地なので一枚で着るのは難しい
- 洗濯で縮みがある
- 首回りが弱い
といったところでしょうか。よければ参考にしてみてくださいね。
スペックや価格について
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pのスペックや価格の情報です(2024年4月18日現在)。
価格 | 2,500円前後 |
---|---|
素材 | 100% COTTON |
生産国 | 中国 |
注:2024年4月18日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
価格は2,500円前後
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pの価格は、2,500円前後で販売されているようです(2024年4月18日現在情報)。昔はもっと安かったと思うのですが、それでもとても安いと思います。
綿100%の肌触りの良さ
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、100% COTTONでとても肌触りの良い丸首Tシャツだと思います。ただし、薄手で長持ちするTシャツではないので、ヘタってきたらどんどん買い替えていくTシャツだと思います。
サイズ感について
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pのサイズ情報は以下のようになっています(2024年4月18日現在情報)。
サイズ | 肩幅 | 身幅 | 着丈 |
---|---|---|---|
S | 41cm | 46cm | 67cm |
M | 44cm | 49cm | 72.5cm |
L | 47cm | 52cm | 76cm |
XL | 51cm | 56cm | 80cm |
注1:2024年4月18日までに確認したサイズ情報です。情報は変動することがあります。
注2:数値は、個体により誤差があることをご了承ください。
クラシックなボックスシルエット
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、胴回りはすとんと落ちてきれいにシルエットも見えるので、体のラインがわかりにくく、スタイリングしやすいです。また、洗濯や乾燥をすると必ず縮みが出るので、サイズを選ぶ際には、縮みを考慮して選ぶ必要があります。
参考: 180cm、70kgでXLサイズを選択
僕は180cm、70kgくらいの体型なのですが、XLサイズを着用前に乾燥機までかけて縮ませて使っています。完全に薄手の下着用としてシャツのインナーに使っています。
洗濯、お手入れ方法などについて
自宅の洗濯OK、乾燥機は自己責任で
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは自宅での洗濯はもちろんOKです。ただし、洗濯や乾燥で注意してほしいのですが、素材がコットン100%なので必ずといっていいほど多少の縮みが出ます。
洗濯による縮みはあり
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、乾燥機を使うと必ず縮んでしまうので、乾燥機を使う方はそのことを考慮に入れるといいと思います。
ちなみに僕(180cm、70kg)は、乾燥機を使うのですが、XLサイズを購入して、わざと小さくしてジャストサイズにして使っています。
ミニコラム:Tシャツと村上春樹
Tシャツスタイルが似合う有名人はたくさんいますが、Tシャツスタイルが似合う小説家といえば、村上春樹ではないでしょうか。
村上春樹は毎年フルマラソンに出場するほどのランナーということもあり、運動しやすいTシャツや短パンといったスタイルを好んでいるそうですが、若い頃(60〜70年代)にはアイビーの洗礼を受けて(本人曰く「それくらいしか選択肢がなかった」)ポパイなどを読んでアイビーファッションを楽しんでいたそうです。
そんな彼が「つい集まってしまった」というTシャツコレクションをまとめて、写真と共にエッセイにしたものが「村上T 僕の愛したTシャツたち」です。
このエッセイ集は、例えば「レコード」といったテーマを決めて、それに似合うTシャツを選んでいくというスタイルで書かれていて、その選んだTシャツの背景や雑学が「村上節」で存分に楽しめます。
選ばれているTシャツは、特にレアモノとかヴィンテージといった類のものはありませんが、愛着を持って着られているのがよくわかり、村上春樹の人となりをよく表していると感じました。
エッセイは全て面白いのですが、なかでも村上ファンにはお馴染みのエピソードでもある「トニー滝谷という小説は、その名前がプリントされているTシャツを買った時に着想した」という、そのTシャツが実際に掲載されているのは、かなりテンション上がりました。
本編の最後には野村訓市さんとの対談もあり、素晴らしい内容なので村上春樹ファンだけでなく、Tシャツやファッション・エピソードが好きな人にもオススメです。
おすすめの定番Tシャツ
「Tシャツってたくさんありすぎてわからない!」という方は、まずは定番を押さえてみるのをオススメします。ここでは手に入りやすい代表的なものをいくつかご紹介しますね。
ヘインズ / Tシャツ赤パック3P
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、ブランドを代表するパックTシャツです。1947年に発売されたオリジナルのパックTシャツの雰囲気を忠実に受け継いでいます。
コットン100%の天竺ボディは柔らかな肌触りで、快適な着心地です。発売当時から今まで、その着心地に多くのファンがいるアイテムです。
ヘインズ / ビーフィーT
ヘインズ / ビーフィーTは、ヘインズを代表する肉厚のTシャツです。クラシックなスタイルのボックスシルエット、ヘビーウェイト仕様で肌も透けにくく、コットン100%の快適さと、細かく配慮された着心地が特徴のTシャツです。
チャンピオン / Tシャツ(T1011)
チャンピオン / Tシャツ(T1011)は、1930年代頃から改良を重ねながらも愛され続ける、ブランドを代表するヘビーウェイトTシャツです。
使用されているヘビーウエイトの生地は、USAコットンが使われており、独特のドライ感のある肌触りと、着こむほどに味のある風合いを生み出しています。
縫製はサイドに縫製部分がない丸胴仕様になっていて、ちくちくとした肌触りもなく快適に着ることができます。
また、ガーメントウォッシュ加工で洗いをかけてあるので、古着感のある仕上がりと、アスリートブランドらしい強度の高いバインダーネック仕様も大きな特長です。
フルーツオブザルーム / パックTシャツ
フルーツオブザルーム / パックTシャツは、ブランドを代表する看板定番アイテムです。上質な米国産コットンを惜しみなく使って製作されていて、強さがありつつもしなやかな肌触りで着心地がとてもいいのが特徴です。
縫製は筒状の1枚生地を使った丸胴ボディでサイドに縫い線がなくチクチク感は皆無で、ネック部分はダブルステッチ製法なので丈夫で伸びにくい仕様に仕上がっています。
また、海外製のパックTシャツにありがちな大きめサイズではなく、日本人サイズに似合うサイズ感で作られているので、とてもスタイリングしやすいのも嬉しいポイントです。
グッドウェア / ポケット Tシャツ
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グッドウェア / ポケット Tシャツは、ブランドを代表するヘビーウェイトのポケットTシャツです。7.2オンスの肉厚のコットン100%素材なので、まず透けることはありません。
デザインもとてもシンプルで使いやすく、 Tシャツの両端に縫い目の出ない、USAメイドTEE伝統の"チューブ編み"を採用しています。 伸びや型崩れに強く着心地が良いため、アメカジファンだけでなく、多くの愛用者が多いアイテムです。
僕が使用した感想やスタイリングについて
僕が購入した経緯や使用歴
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、中学生の頃から使っているんじゃないでしょうか?買い始めた理由は安かったのと、アメリカっぽいパッケージに惹かれてだったと思います。それから使わなくなった時期もありますが、最近またなんとなく使い始めています。
僕が使用してみた感想
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、正直なところすぐにヨレヨレになるし、首回りも弱いし、縮むし、と良いところはあまりないのですが(苦笑)なんか味があるというか、安心感がありますね。まあ昔から使っているからかもしれませんが(苦笑)
僕のスタイリングについて
僕はまず一枚できることはないですね。完全に下着、インナーとして使っています。ボリュームが出にくいので、ポロシャツの下に着たりすることが比較的多いかもしれません。
ヘインズのパックT特有のヨレヨレ感、僕は嫌いじゃないですね。むしろ昔より好きになってきたかも。
購入時のチェックポイント
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pを購入する時には、以下のポイントをチェックするといいと思います。
ここをチェック!
- サイズはワンサイズ上がおすすめ
- 完全にアンダーウェアとして使う
- 定期的に買い替えをする
といったところでしょうか。ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、完全に消耗品だと割り切って購入されることをオススメします(苦笑)
記事のまとめ
ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pについて、サイズ感、特徴、評判などをまとめてみると
ここがポイント!
- 洗濯すると縮みやすいのでワンサイズ上を購入してもOK
- 長く使うというよりも買い替えていくTシャツ
- 着こむほどにでる独特のクタリ感
- クラシックなボックスシルエット
- コットン100%の快適さ
ということでしょうか。ヘインズ / Tシャツ赤パック3Pは、僕の中では永遠の定番ですね。かっちりしたスタイルが好きな方には難しいかもしませんが、アメカジ、ワーク系が好きな方は是非トライしてみてください!
ヘインズのパックTは、今回の赤の他に「青」「ゴールド」等もあります。どれも特徴的でいいアイテムです。